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Aランクのヘナで スピード毛染め
カタログ2013年5月2週号
薬草ヘナで安全、安心のヘアケアと癒しを。
◆25分で染色できます
 耀ヘナ研究開発(株)の中西 洋子代表は、インドのヘナ会社、ヘナインダストリー(株)から、ヘナの品質等級8段階のうち、最高級であるAランクだけを輸入しています。Aランクのヘナはヘナの染毛成分であるローソンの含有量が高く、他のランクのヘナと比べて、より短時間での染毛が可能です。
 ヘナ100%の「オレンジ」、またヘナにナンバンアイ葉、ダイズタンパク質、水溶性アナトー(ベニノキ)を配合した「ブラック」はいずれも25分程度で染毛できます。

◆薬草としてのヘナ
 ミソハギ科の薬草へナは、5000年の歴史を持つインドの伝承医学アーユルヴェーダでは万能薬として頭髪に使うだけでなく火傷、切り傷、擦り傷、皮膚病などに使われてきました。
 最高級のヘナは染毛だけでなく抜毛、薄毛、枝毛、細毛を改善するトリートメント効果や、育毛効果、はては水虫、ヘルペス、とびひに対する抗菌作用も知られています。入浴剤、足湯にも使えます。

◆市販ヘナのほとんどに化学薬品の混入
 しかし、インドから日本へ輸入されるヘナの品質はまさにピンキリで、葉以外の茎や枝を混入しているもの、砂を多く含むもの、染毛成分ローソン含有の低いものなど低品質のものがあるだけではなく、危険な化学薬品を混入されたものなどもあります。ローソン含有量の少ない、色の悪いヘナに薬品が添加されるのです。残念なことに、市販されているほとんどのヘナには何らかの偽装があるといっても過言ではない状況です。

◆ノンケミカルを
 中西代表は取扱品の「オレンジ」「ブラック」について、インドで現在のところ混入されている可能性のある化学薬品(オルトアミノフェノール、パラフェニレンジアミン、ブリリアントグリーン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、5-アミノオルトクレゾール、塩酸2、4-ジアミノフェノキシエタノール、ニトロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、硫酸トルエン-2.5-ジアミン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン、Lゾルシン、ダイヤモンドグリーン、ピクラミン酸)が使用されていないことを確認しています。化学染毛剤の混入はいたちごっこで、何かが問題となると、また別の薬品が使われてきます。ヘナインダストリーの検査室でもチェックをしていますが、中西代表は日本国内においても定期的に検査をして目を光らせることにしています。

◆Aランクのヘナだけに
 中西代表のヘナはインドの北西部ヘナの名産地、ラジャスタン州の町、ソジャットで無農薬栽培されたものです。ソジャットの町長の2人の息子Rajkumar Tankさん、Ghanshyam Tankさんが栽培しています。
 全世界24ヶ国にヘナ製品を輸出しているヘナインダストリーは中西代表へ特別にこのTankさんのヘナのうちAランクのみを加工、袋詰めして輸出しています。

◆ほんもののヘナを求めて
 中西代表は子供の頃、怪我や病気で満足に学校に通えず、登校拒否状態になっていました。中学、高校は好きな教科と嫌いな教科を分けて取りくみ、なんとか卒業しました。そんな中で好きになった英語で短大に進み、大手企業のショールームへ就職することになりました。そのショールームでは茶髪を強要され、ケミカルのヘアカラーを求められました。しかし、もともとアレルギー体質だった中西さんは美容室でヘアカラーすると頭皮が痛くなるのです。
 美容室に行けなくなり、自然なものを求め探し始めました。そんな中で30年前当時は全く知識のなかったヘナやインドの哲学、アーユルヴェーダと出会ったのです。ヘナで染めれば染めるだけ健康になったのです。しかし、そのヘナでも友人がかぶれたり気分が悪くなりました。化学薬品が混入されていたのです。いろんなヘナをとり寄せましたが、結局はだめで、ついにほんものの自然なヘナを求めて、インドへ行く決心をし、ある会社を領事館に紹介してもらい、ヘナの会社を立ち上げました。しかし、その会社のヘナにも化学薬品の混入がありました。これらの原因がわかるまで、全部のヘナの扱いを止めた時期があります。
 そんな苦労を重ねているうちに、薬品混入のないヘナを見つけました。ヘナインダストリーの製品でした。しかし、たった一人で取引を求める中西さんを当初ヘナインダストリーは全く相手にしてくれませんでした。中西さんは10回インドへ行き、ノンケミカルのほんもののヘナを求める情熱をぶつけました。そして、ついにヘナインダストリーのグプター会長に「小さいチャレンジャー」と呼ばれ、認められたのでした。ヘナインダストリーにとっては25ヶ国目の輸出先となりました。2年前2011年のことです。ヘナインダストリーは1960年からヘナ会社として活動しています。畑と直接契約しています。敬けんなヒンズー教徒でありベジタリアンであるグプター会長はインドの女性の飾る伝統のタトゥーにも使える純粋で最高級のAランクのヘナの提供を約束してくれたのでした。
 オルターへの耀ヘナ研究開発(株)のご紹介は、オルターのACである京都の自然食品店ポケットさんからです。ポケットではこの耀ヘナ製品によるヘアケアをしています。そのすばらしさを体感してみて下さい。


耀ヘナ研究開発のヘナ製品
■ヘナオレンジ
●原料
ヘンナ(農薬不使用)
●栽培地
インド北西部 ラジャスタン州 ソジャット町
●栽培者
Rajkumar Tank、Ghanshyam Tank

■ヘナブラウン
●原料
・ナンバンアイ葉(インド産 タミルナドゥ州・ティンデイバナム)
・ヘンナ(同上)
・ダイズタンパク質(インド産 インド全域で収穫)
・水溶性アナトー[ベニノキ]
(インド産 南インド (タミルナドゥ州・カルナータカ州・マハーラシュトラ州・アーンドラプラデーシュ州))

■ヘナソフトブラック
●原料
・ナンバンアイ葉(同上)
・ヘンナ(同上)
・アムラエキス(インド産 インド全域)
・ムクロジ(インド産 グジャラート・マディア・プラデーシュ州)
・シカカイエキス(インド産 タミルナドゥ州)

■ヘナクリア
●原料
・カシア(インド産 グジャラート・ラジャスタン)
・ツボクサ(インド産 ヒマチャール・プラデーシュ州)
・メリア・アザジラクタ(インド産 グジャラート・ラジャスタン)
・アニマロク(インド産)
・ムクロジ(同上)
・アカシア・コンミナ(インド産 グジャラート・ラジャスタン)
・ヘンナ(同上)

■古都美ブルー
●原料
・カタム(イエメン産)
・キサンタンガム

【製造工程】
ヘナインダストリー 葉の粉砕、袋詰


市販のヘナの 問題点
拙著『あなたのいのちを守る安全な食べもの百科』P.284参照



―文責 西川榮郎(NPO法人 安全な食べものネットワーク オルター代表)―



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