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肌の科学がよくわかっているゼノア化粧料
カタログ“2007年4月2週”
肌の科学がよくわかっているゼノア化粧料
安全を極力追求した、
美肌のためのすぐれた化粧品です。
トラブル肌のアドバイスもしています。


 オルターでは2001年7月1日、化粧品に関する情報を整理し、より適切な情報提供を行うために「化粧品検討会」を実施しました。 オルターにお招きしたのは当時「週刊金曜日」誌において化粧品に関する記述をなさっていた東京美容科学研究所所長の小澤王春さん、化粧品に関する著作のある境野米子さん、合成洗剤の追放に長年取り組んでこられた元三重大学の坂下栄さんです。そのほか複数の化粧品メーカーもお呼びして実施しました。
 その結果、肌の科学を究め、肌のバリアゾーンを破壊して人体にも有害な合成界面活性剤を極力使用しない「ゼノア化粧料」の肌にやさしい技術と品質の高さを認めました。国内の他の安全、自然、天然などを標榜するメーカーはもとより、海外の自然派化粧品と比べてもおすすめできるものと判断しています。
 ゼノア化粧料は一般にはあまり知られていませんが、プロ中のプロの美容師の団体「柿の葉会」でしっかりした基礎の上で使われてきています。ゼノア化粧料を長く愛用してきた年配の方々が美肌を保っていらっしゃることは実に説得力があります。ゼノアは合成洗剤追放東日本連絡会の会員でもあり、坂下栄先生も推薦されています。
 ゼノアの販売窓口で、オルターの指導を担当していただいている(株)プランニングオフィス里映の渡邉里映さんは、自らも深刻な化粧品被害を体験し、ゼノアに助けられた経験の持ち主です。オルターへの紹介は高松土と自然の会からでした。


ゼノア化粧料の肌にやさしい化粧品
ゼノアの理論的支柱は東京美容科学研究所所長の小澤王春さんです。小澤さんはゼノア創設者である先代社長・小澤王晃さんの息子さんです。私の知る限り、化粧品に関する国内の第一人者です。
●特徴と原料
 基本的な考え方は「自然の皮脂に近い性質の人工皮膜・クリームで肌を覆い、メイクはその上で行う」という考え方です。どうしても界面活性剤を必要とするアイテムに関しては、バリアゾーンを破壊する合成界面活性剤を使用せず、肌にやさしい石けん素地を有効に使っています。防腐剤・防カビ剤などは極力使用を控えていますが、使用がやむを得ないアイテムについては使用量を薬事法許可量の1/10に抑えて使用しています。したがって基礎クリーム(タンノロイドA-30、フリージアクリーム、クリーム20、BSクリーム)は夏場などに冷蔵庫保管が望ましいです。
 メーキャップ化粧品に使われる色素については地質顔料、紅花、ビタミンB12などを使い、タール系色素やレーキ色素は使用していません。単に安全で良心的というだけでなく、シミや小ジワや敏感肌などお肌のトラブルで苦しんでいる人に対し、そのトラブルからの脱却法のノウハウをお持ちです。
 ゼノア化粧料個々の成分表示は、今週配布の「保存版」に明記しておりますのでご参照ください。
●製造工程
 手作りレベルの丁寧な工程で、いわば生鮮食品のように作られています。
●容器
 すぐに洗い流す洗浄用化粧品や化粧の上にのせるメイキャップ化粧品以外は「ガラス容器」を使用し、環境ホルモンなどの溶出がないよう配慮しています。また、少しでも環境負荷を軽減するためプラスチック類の使用を控えています。
●使い方
 オルターが行うゼノア研修会や出張研修会(3人以上集まられたら美容担当者が出向きます)にご参加ください。ゼノアを楽しく使いこなし、更に効果を高めるポイントが色々学べます。


美容の基本は、健康な肌づくりです
 美容について化粧品にすべてを求めることは間違いです。正しい食生活と落ち着いた精神生活が作ってくれる健康な肌が基本です。とくに腸の健康が美肌と大きく関係しています。化粧品の役割は、その肌を外界の刺激から守ること、そして美しく装うことです。化粧品の機能にとって一番大切なのは肌によいこと、いかに肌に合うかということです。
 化粧品を使ってみて「いい感じ」と思って選ぶのも間違いです。肌に一番よい皮脂に近いクリームは、むしろ多少のベタつき感があります。


市販の化粧品の問題点
●肌のバリアゾーンを破壊する、合成界面 活性剤
 市販の化粧品の最大の問題は、合成界面活性剤の問題だといえます。肌には有害なものが体内に侵入できないように、いわゆる"バリアゾーン"がありますが、合成界面活性剤はこのバリアゾーンを破壊し、化粧品に使われているさまざまな毒性物質の体内への侵入を許してしまうからです。
 例えば、1日とか1週間で肌がぷるんぷるんに若返りするという謳い文句の「アンチエイジング化粧品」は、合成界面活性剤で肌のバリアゾーンを激しく壊し、肌の中に合成界面活性剤と水を注入し、合成ポリマーの皮膜で水の蒸発を防ぐというカラクリです。皮膜のせいで外側はツルツル、皮膚はパンパンになってシワが一時的に消えるのです。しかし、やがて水が抜けるとともに隠されていたシワやたるみが出てきます。そして使用を繰り返すうちに、この破壊に耐えきれなくなった肌はついにボロボロになる、という恐ろしい化粧品です。
 同様に通称「美白化粧品」は、合成界面活性剤でバリアゾーンを破壊して、肌の中にコウジ酸、アスコルビン酸、ハイドロキノン、アルブチンなど美白作用のある薬品を注入するもので、当然美白以外の影響も起こします。ただし美白化粧品の中でも、肌表面のみをアスコルビン酸で漂白する程度のものは特に問題にする必要はありません。
 バリアゾーンはほぼ22才で完成します。それまでは化粧品を使用することは不必要で、かつ危険です。最近ブームになっている子ども用化粧品は特に危険です。

●UVカット化粧品の紫外線吸収剤も要注意
 「UVカット化粧品」の場合、その多くは毒性の強い紫外線吸収剤が配合されています。もともと印刷用インクの褪色防止剤だったフェノール系やアミン系化合物(パラアミノ安息香酸、オキシベンゼン、ケイヒ酸系、ジベンゾイルメタン系)で、発ガン性や環境ホルモンが問題となります。これらが合成界面活性剤とともに肌の中に侵入し、おまけに撥水性の強いシリコンが使われているので皮膚にぴったりついて皮膚環境を阻害し、皮膚呼吸も妨げます。UVカット化粧品を選ぶ場合は、酸化チタンのような鉱物で肌の表面を覆って紫外線をはね返すような種類にすべきです。
 最近は「落ちにくい化粧品」もブームですが、そのためさらに強力な洗浄剤を必要として使うという悪循環になっています。

●「天然系」「無添加」化粧品の落とし穴(※)
 「天然系」「無添加」という謳い文句の化粧品にも要注意です。そのほとんどは安全なものではありません。
 まず、「天然系」の化粧品は「○○エキス入り」と強調されますが、もともと肌に使っても何の意味もないものが多く、おまけに原料抽出段階で1.3−ブチレングリコールなどのキャリーオーバーの薬品が隠れており、かぶれることもあります。
 また、「無添加化粧品」に対する国の基準のようなものはありません。そのため、無添加の考え方はメーカーによってまちまちで、香料や着色料を使っていないだけで無添加を謳っているメーカーもあるのです。
 旧表示指定成分が入っていなければ無添加をアピールできるのでパラベン(防腐剤)の代わりに合成界面活性剤などを配合したり、油脂の代わりに合成樹脂を使用して粘りを持たせ、カビが生えないようにした品もあります。表示指定成分のひとつとして有名で目立つパラペンの不使用をアピールするために、あまり知られていないフェノキシエタノールを過剰に使って、かえって毒性を強めている例もあります。

 2001年4月より、化粧品の全成分表示が義務付けられました。しかし一方で表示を逃れるために「化粧品」から「医薬部外品」に切り替えるメーカーも出ていました。(2007年4月からは医薬部外品の表示義務化)
 化粧品会社は全国に4千社以上あるそうですが、その中の少なからずの会社が、台湾など劣悪な衛生状態の工場で雑菌だらけの原料を混ぜている下請け工場で作らせたものを売っています。豊田商事の残党の詐欺グループが次々と新しい会社を興しては、被害発覚前に売り抜けていくやり方をしています。
 消費者は「天然系」「自然派」「無添加」などの宣伝文句に惑わされずに、安全なものとそうでないものを見抜く知識が必要です。化粧品成分の個々の毒性を知りたい人は、小沢王春著「自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典」(2頁でご紹介)をご参考に。


パラベンを攻撃しているメーカーの化粧品にご注意
 「自然派」や「無添加」を謳う化粧品メーカーの宣伝文句に、パラベンをいたずらに攻撃しているものがあります。しかし、これらのメーカーの品物は肌の科学からみて、到底安全とはいえないものがほとんどです(上記※参照)。
 オルターとしては必ずしもパラベンを擁護する立場にはありませんが、化粧品の防腐剤としてやむを得ず使用するものとしては一番毒性が低い部類のもので、適切な代替手段がない場合、ゼノアのように通常の1/10濃度のような最小量で使用する方がより安全性が高い、といえる場合があると判断します。
 肌にとってよい化粧品の評価を「パラベンの使用の有無」で判断することは間違いです。「肌のバリアゾーンを破壊して有害な成分を肌の奥深くに浸透させる、合成界面活性剤の使用の有無」がポイントです。


−文責 西川栄郎(オルター代表)−


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