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水俣の患者さんとともに
カタログ“2005年8月2週”
水俣の患者さんとともに
水俣病患者を応援する中で、見えてきた農薬の害。
「水俣という鏡を通して学んだことを次世代にも手渡したいと願っています」。

 水俣病に苦しむ患者さんを少しでも支えようと、かつて日本中から多くの若者が水俣に引き寄せられました。支援者として患者さん宅の援農や漁の手伝いをしているうちに、有機水銀の害と同様に、農薬の害についても考えなければならなくなりました。
 学校の副読本にも紹介された水俣病の患者の一人、杉本守さんらが「地域も人々も元気になるように」と、1967年から有機農業の甘夏作りを始められたからです。杉本さんはもともと漁師で、奥様もお父様も水俣病で失われた方です。


ガイアみなまたの仲間たち。代表の高倉敦子さん(前列中央)、藤本寿子さん(前列右)
ガイアみなまた
 この水俣の甘夏の運動の試行錯誤の中から、高倉敦子さんら6人が農産加工品・水産加工品作りを始めたのが「ガイアみなまた」です。
 ガイアみなまたでは、自給野菜や米作り、甘夏のマーマレード、キウイジャム、あおさの佃煮などの加工品作りに取り組むかたわら、メンバーの各々が患者支援や環境・福祉の分野、更には水銀分析調査と活動を拡げています。
 メンバーの一人、藤本寿子さんは市会議員として現在も水俣の問題に取り組み続けています。

ガイア(GAIA)とは・・・
 ガイア(GAIA)とは、命ある地球のこと。地球上のさまざまな生物や土や大気、海など、全てが有機的に結びあって「ひとつの生命体」になっている、という科学者J.ラブロックの唱えた理論。彼は、その命ある地球をギリシャ神話に出てくる大地の女神の名前からガイアと呼びました。

ガイアはおふくろ
 ガイアみなまたは、水俣市の袋という、海や山の自然がまだ残っている所に位置します。
「みかん山からは海に沈む素晴らしい夕日が眺められ、一日の疲れを癒してくれます。私たちを育み受け入れてくれるこの大地に感謝!“ガイアはおふくろ”と覚えてください」と高倉さん。
 オルターとは、水俣病患者の支援組織だった相思社の柳田耕一さんとの出会い以来のお付き合いです。

週刊おる太くん8月3週号(サイクルB)はお休みです。
《翌々週届け》マークがついているものは8月4週(8月23日(火)〜26日(金))のお届けとなります。

今週号にて、できる限りサイクルBの品ものを企画しています。ご注文忘れのないようご注意下さい。みなさまには大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。


        ー文責 西川栄郎ー


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