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Q&A 『予防のためにたまごの洗浄はしないのですか?』
通信818号記事
下記の件お尋ねいたします。
 鳥インフルエンザが拡大の兆しをみせています。近畿地方でもごく身近に迫り、他人事とは思えません。
いつもタナカファームの平飼いたまごをおいしくいただいておりますが、一抹の不安もあります。鶏舎は開放型(イメージ)かと思われますが、何か対策はとっておられますか。
 過日、殻に排泄物が付着していてうっかり割った卵の中に落としてしまい捨てるべきかとさんざん迷いましたが、代用品がなかった為に結局は火をしっかり通して硬い厚焼卵(巻きずしの具)として食べたものの数日間は気がかりでした。洗ったりしてあちこち汚れが広がるのを恐れたためかえって心配の種を作ってしまいました。
 そこで提案なのですが、当分の間(インフルエンザが治まるまで)卵の洗浄をされたらどうでしょうか。そのための価格上昇は致し方ありません。
   E113 M.Kさん
 タナカファームさんでは、大丈夫とは思っていますが、念のため野鳥の侵入を防ぐようネットで囲う準備を始めています。
 市場流通のたまごは、見た目を気にして合成洗剤などで洗浄しています。また、鳥インフルエンザ騒ぎになってからは次亜塩素酸ナトリウムでの抗菌処理を行っています。
 たまごは洗浄してしまうと天然の抗菌バリアであるクチクラ層が洗い流され、かえってたまごの中にサルモネラ菌のような細菌やインフルエンザウイルスなどを侵入させることになります。また洗浄に使った薬品も当然侵入します。
 オルターでは、安全性や生産者の手間を考えて、生産者サイドでの洗浄は行わない方がよいと考えています。
 どうしても心配な方は、食べる直前に水道水でご自分で洗浄してはいかがでしょう。洗ってから冷蔵庫に入れるのは、たまごの抗菌性が低下するので本来ならやめたほうがよいのですが、この騒ぎが落ち着くまでは止むを得ないかもしれません。 
   ( 代表 )

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