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乳幼児の心を豊かにしてくれる布おもちゃ Lilliputhiens社
カタログ“2002年11月4週”
 大人が子ども用の商品を作るのはある意味で大変なことです。自分が小さかった頃の記憶は忘れがちだからです。ヨーロッパ市場では現在もポピュラーな商品として布おもちゃがありますが、その歴史は長く、五感を刺激するというヨーロッパの教育の伝統の中に位置づけられています。大人には懐かしく、子どもにも伝えたいと思わせる品物は、それぞれ伝統の中で、楽しく、素敵な工夫がいっぱいです。ヨーロッパの伝統に培われた優れたおもちゃは、きっと日本の赤ちゃんをも楽しませ喜ばせることでしょう。
 乳幼児は見る、聞く、嗅ぐ、触る、なめるといった感覚を通じて、身の回りのいろんなことを学んでいきます。そこに意識が生まれ、関心が生まれ、考えるようになります。
 この布おもちゃには、子ども達の大好きな動物が登場しています。色は明るい色が使われています。細かいところまで実によく気を配って作っています。デザイン、縫製、生地感、柔らかさなど、触って気持ちよくなるような、落着くような、すりすりしたくなるような、すべて手間のかけられている手作りです。形も赤ちゃんにつかみやすいように工夫されています。当然、安全性には気をつけています。ヨーロッパの安全基準CE基準をクリアしています。
 ベルギーのLilliputhiens(リリピュション)社の布おもちゃは子どもの好奇心や創造力をかきたててくれる工夫がいっぱいの知育玩具です。リリピュション社は、9人の女性スタッフの手で1995年設立された比較的新しい会社です。
 3人の女性スタッフが中心となって、子どもの感性や創造性を刺激し、また、知識を学べる知育玩具を目的に企画、生産しています。統括しているのはマネージャーのサラ・ヒューブレットさん。ここへ入社する前は乳幼児を対象にした商品を開発する会社で、品質、生産管理をしていました。 乳幼児用品については、ベビー服のホルマリン規制があるように、安全な品質が大前提になります。したがって品質管理は重要で、生産工場との交渉はいつも大変でした。当然、自分で納得できる商品造りの夢を持っていました。2000年10月より、リリピュション社で働き始めたサラ・ヒューブレットさんは、それまでの対象年齢3歳以上から0歳以上へ対象年齢を下げた商品をもっと作りたいと考えました。感性は赤ちゃんのころから育つという観点からでした。
サラ・ヒューブレットさん(中央)らスタッフ
リリピュション社の布おもちゃ
◆お母さんのアイデアが生きた布おもちゃの特徴

●感性
 色が豊富なのはもちろん、毛足の長い物、ザラザラしたもの、ツルツルした物。子ども達が触れて、手先の感触の違いを感じ、五感を刺激します。
 子ども達の目を引く色、曲線の多い親しみやすい形、興味をそそる題材を始め、子育て経験豊かなお母さん達のアイデアによって取り入れられた特徴は、思考力を高めて、脳の発達を促したり、感受性を豊かにするなど、個性を確立させ、感性や才能を伸ばすきっかけとなります。
安心できるおもちゃを選ぶポイント
●工夫 
 押すと音が鳴ったり、めくると何かが出てきたり、ひっつけたり、はがしたり…。1つ1つのおもちゃには、子供の好奇心をかき立てる色々な仕掛けが組み込まれています。
 遊びを通してできるだけ多くのことを吸収して欲しいというお母さん達の思いから、色々な遊び方が発見できる、日常生活に必要な動作を覚える、人とのコミュニケーションの楽しさを知るなどの要素を取り入れました。遊びながら自然に社会性を身につけることができ、心と身体の成長を促します。
●品質 
 手、指の訓練を促すために、布の持つ可能性を追及し、多種類の素材の触感、固さの違いを表現しています。また、縫い目の固さやパーツ寸法(口に含んでも飲み込めない大きさ)などお母さんによって守られた安全性は、ヨーロッパのCE基準を見事にクリアしているので、子ども達に安心してすすめてあげることができます。
●安全性 
 プラスチックなどの部品は極力使いません。糸と生地で表現し、赤ちゃんに安全であることは前提です。生地の起毛しにくいものを使っていますので、なめても、かすを飲み込まないようになっています。
 ヨーロッパのCE基準(安全基準)の検査の項目は、糸の縫い目の強さ、角の角度、パーツの寸法(口の大きさより大きいか)、落下の衝撃度、燃えやすさ、強度、口に含んだときの影響など、60項目あります。リリピュション社の布おもちゃはこれらの項目のうち、布おもちゃに当てはまる糸、生地、ボタン、リボン、ベルクロ、ジッパーなど全ての項目に合格しています。糸や生地などの素材の重金属の含有量を調べ、バリウム、銅、カドミウム、アンチモン、セレン、クロム、水銀、砒素などが基準値以内であることを確認しています。

  ―文責 西川栄郎―


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