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オルターの魚介類・海草類は安心です!
Q.
C203   N.Nさん

香川県のイリコにてセシウムが6.3Bq/kg検出されたとの案内を見ました。
魚はこれから検査を順次されるとは思うのですが、海藻類も心配です。
海藻類、三ツ石さんの若布や徳島漁連ののりなどもぜひ測定をして公表いただけるようお願いいたします。
また、これまで大丈夫だと思っていた、瀬戸内まで予想以上の汚染が確認されたということは九州や日本海側も何点か測定する必要はないでしょうか?
今回、生協が測定していてオルターでも計測してみたという流れですから、誰も調べていないところも予想以上に汚染が進んでいる可能性があるのではないでしょうか?とりあえず、今は魚介類・海草など海のものがとても心配です。
子供たちへの影響を考えると、日本のこれからの将来が不安になりますが、個人で防御するには限界がありますので、これからもオルターでの食品検査や管理体制に期待していますので、よろしくお願いします。


A.
オルター通信No.1229のオルター食品分析センター速報で、瀬戸内海産やまくにのイリコに6.3Bq/Kgが検出され、1Bq/Kg以上の可能性があるものとして報告いたしました。そのため、企画を保留し、同位体研究所による精密 検査を実施しました。その結果、オルター通信No.1230でご報告したように、精密検査の結果は検出限界1Bq/Kg以下で不検出でした。
オルターの持っているNaI γ-スペクトロメーターは、イリコや昆布のような密度が低く、比重の軽いものの測定がにが手で、真の値より大きく出てしまいます。見逃さないという意味では良いのですが、この値をうのみにすると生産者に対して風評被害を与えてしまいます。だからこそ、検出した可能性があるという表現で、速報し、より上位の機械で精密検査を実施して、確認するという手順を踏んでいます。
オルターとしては、これまで瀬戸内海の魚や水産物に1Bq/Kgを超える汚染はないと判断してきていますが、このオルターでの伊吹産イリコの測定結果を受けて、万が一のことを考え、魚や海藻の分析を急きょ実施しました。その結果をこれまでの海産物の結果を合わせてまとめてみますと以下の通りです。


検出限界1Bq/Kg以下で不検出だったもの
 生産者/検体(生産地)/セシウム放射能値(合算)〔Bq/Kg〕

●丸友しまか
 するめいか(岩手県宮古前浜)/ND
 ナメタカレイ(岩手県宮古前浜)/ND
 煮タコ(岩手県宮古前浜)/ND
 サンマ(北海道)(青森)(岩手県沖太平洋) /ND

●宮古湾かき養殖組合
 マガキ(岩手県宮古湾)/ND

●かもめ屋
 ちりめんじゃこ(駿河湾)/ND
 ライトツナ缶(南太平洋)/ND

●芦浜産直出荷組合
 サンマ(北海道沖)/ND

●おさかなはうす
 アジ(紀伊水道)/ND

●三ツ石達生
 生ワカメ(徳島県鳴門)/ND

●土佐佐賀産直組合
 サバ(高知県前浜)/ND

●やまくに
 いりこ(瀬戸内海:伊吹産)/ND

●パンタレ
 いりこ(福岡県玄界灘)/ND

●高生連
 たらこ(北海道産)/ND

●パプアニューギニア海産
 エビ(パプアニューギニア)/ND


1Bq/Kgを超えている可能性のあるもの
●高生連
 かつおのたたき(日本東方沖 北緯39度、東経163〜164度)/1.7
 出荷前のもの、精密検査まだ、企画保留中

●芦浜産直
 サバ(三重県熊野灘産)セシウム134 ND(0.5)・セシウム137 1.3(精密検査)
 4月の漁獲、出荷前のもの、企画中止

●種市信雄
 泊昆布(青森県下北産)/16.9
 精密検査まだ、企画保留中

●末広こんぶ
 とろろ昆布用原料(函館沖)/4.1
 精密検査まだ、企画保留中

となりました。この結果からみて、これまでのオルターの汚染可能性水域 東京湾〜北海道太平洋側を、またサバ、アジ、カツオ、マグロ、イカなど遊泳力が強く汚染海域を泳いできた可能性のある魚を警戒するという方針は変更の必要性はないと考えています。(代表)


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